小諸市議会が、議会改革の一環として、

地域住民を対象に5年前から行っている「議会報告会」が、

今年も先週18日から始まっています。

報告会は区長会の協力を得て、地区ごと、6会場で行われており、

20日(火)には、大里・西小諸地区を対象に行われました。

この日会場となった諸公民館には、

区長会の関係者をはじめ、

地域住民など、およそ50人が集まりました。

議会報告会は、議会の活動について市民に理解を深めてもらうと共に、

市民からの意見や要望を、議会活動に生かしていくために、

市議会が区長会と共催で、開いているものです。

報告会では、去年の議会報告会での要望事項に関する

活動結果などについて報告が行われた後、

総務文教委員会、福祉環境委員会、

それに経済建設委員会の3つの常任委員会と、

2つの特別委員会ごとの

取り組み状況について説明が行われました。

防災や学校整備、それに、上下水道行政や企業誘致など、

行政の実施事業に関する審査や視察状況などが

一通り詳しく報告されると、

参加した市民からは、防災への取り組みについて

「防災について各区から出された要望に対して

総括はまだ終わっていない。引き続き対策を」

との意見が投げかけられました。

この他にも、学校給食や下水道事業への要望、

更に、新ごみ焼却施設の運営方針についてなど、

様々な要望が出されていました。

また、会の後半には、「これからの小諸市について」をテーマに、

市の長期財政試算などの資料を下に意見交換が行われ、

市の財政運営に対する

議会のチェック体制についての意見も挙げられました。

小諸市議会では、

報告会であげられた意見を議会に持ち帰って

今後の議論に活かす他、行政に対しても伝えていくとしています。