福祉の充実を目指す、小諸市の社会福祉大会が

15日(水)、文化センターで開かれました。

この大会は、福祉の充実と促進を図ることを目指し

毎年開かれているもので、今年で52回目を迎えます。

市制施行60周年を記念して開かれたこの日の大会には、

区長会の関係者や民生児童委員など

およそ250人の市民が集まりました。

大会では、長年にわたってボランティアや、

社会福祉事業に携わった人、

また、赤い羽根共同募金に

多額の寄付をした人など、

様々な立場から社会福祉に貢献した

個人や団体の表彰が行われました。

社会福祉施設の職員として、

地域の社会福祉推進に尽力したことで表彰を受けた

柳澤路恵)さんは、

授賞者を代表してあいさつに立ち、

今後の抱負などを次のように述べました。

またこの日は、住民支え合い活動の事例発表も行われ、

市町区と東山区から活動の報告が行われました。

そのうち、市町区の池田一子さんは、

20年以上に渡り、ボランティアの区民によって続けられてきた

一人暮らしの高齢者を対象した、

「ふれあい給食会」について紹介。

「20年続けてきたことで、ボランティアの協力者たちが現在は給食会の参加者となり、

若い世代のボランティアとの交流が生まれている。」

などと話していました。

一方、東山区民生児童委員の長岡賢司さんは、

区内で行われている様々な交流事業を紹介。

「区民の絆づくりにつながっている」とした上で、

「少子高齢化が進む中、更なる地域の助け合いが

大きな課題となっている」と話しました。

訪れた人たちは、2つの区の具体的な事例に、

じっくりと耳を傾けていました。