今年も多くの人で賑わった「信州小諸ふーどまつり」。

その一環として、ふーどまつりと同じ5日(日)には、

今年はじめてとなる同時開催イベントが行われていました。

 

市内八幡町にある「佛光寺」。

ここでは、「どんりゅうさま門前市」と題したイベントが開かれました。

佛光寺は、その昔、

貧しい家の子どもを引き取って育てていたという呑龍上人が

身をひそめていたことで知られる寺院です。

この「どんりゅうさま門前市」は、まちの賑わいを取り戻し、

呑龍上人の存在を広くアピールしようと、

県の元気づくり支援金を活用して

今年はじめて行われたものです。

このイベントの一角に、長蛇の列ができているブースがありました。

長い列の先にあったのは呑ジャ焼きそば。

小諸のご当地グルメとして、

小諸商工会議所のものづくり特別委員会が

開発を進めているものです。

呑龍上人の縁で交流があった

群馬県太田市のB級グルメ「太田焼きそば」を改良し、

信州味噌を加えたジャージャー麺風の焼きそば。

小諸の製麺会社で作った太麺に

小諸産の味噌を使った肉みそを絡め、

さらに小諸で採れたエゴマをのせました。

今年5月には既に市内のイベントでお披露目されていましたが、

更に改良を重ねてこの日は提供されていました。

あいにくの雨模様にも関わらず、

この日は「呑ジャ焼きそば」目当てに門前市を訪れる人も多く、

昼時には飛ぶように売れていました。

今年初めての開催となったこの門前市。

明治より前の時代には、

「呑龍市」として市場が行われていた時代もあったそうで、

時代を経ての復活とも言えそうです。

中でも人気を集めていた「呑ジャ焼きそば」は、

用意した300食が全て完売したということです。

 なお、この小諸のB級グルメ「呑ジャやきそば」は、

来週12日(日)、佐久の市民交流広場で行われる

トラックの日ふれあいフェスティバルでも食べられます。

まだ食べたことがないという方は、是非一度お試しください。

これから小諸のご当地グルメとして定着していくことを

期待しましょう。