和田にある諏訪神社では、

このほど、改修工事が行われていた

鳥居が完成し、

28日(日)に、区民らが集い、

鳥居の竣工祝い会が行われました。

この日は、300人を超える区民が集まる中、

新しく完成した鳥居の前で、

竣工祝い会が行われました。

和田にある諏訪神社は、江戸時代から、

360年以上の歴史がある神社です。

これまであった鳥居は、木で作られたもので、

昭和2年に拝殿が改修された当時からあったものと

見られています。

およそ90年ほど経過しており、

屋根が崩れるなど老朽化が著しく、

5年前から改修に向けた話し合いが行われてきました。

平成24年には事業化が決定し、区民に寄付を依頼。

最終的には区民380人と地元企業2社からの寄付で

およそ240万円集まったことから、

この8月から改修工事が行われていました。

新しく完成した鳥居は白御影石でできており、

基礎をコンクリートで固めた耐震構造となっています。

両脇に支えのある「両部鳥居」と呼ばれる鳥居で、

他にはあまりない珍しい形が特徴です。

制作費は全て区民からの寄付でまかなわれており、

この日は、多額の寄付をした地元企業と区民へ

感謝状が贈られました。

関係者らによるテープカットに続いて、

集まった区民らにお神酒や甘酒が配られ、

全員で乾杯をして鳥居の竣工を祝いました。

最後には、集まったおよそ300人の区民らが列をなし、

順番に鳥居をくぐって神社に参拝。

氏子総代の成田俊彦さんは、

その光景に感極まった様子で、

感謝の言葉を口にしていました。