放送法第6条の規定に基づき、放送番組の適正を図るため、会社の施設区域内に住所を有する学識経験者の方々に審議委員を委嘱し、審議会を開催して自主放送番組についてご審議いただきました。

【日時】 平成26年2月27日 木曜日 13時30分~【場所】 コミュニティーテレビこもろ西館 2階会議室

 【出席者】
番組審議委員:甘利庸子(会社経営)
大塚禎三(歯科医師)
柏木信之(小諸市総務部長)
清水隆利(飲食店経営)
高橋寿夫(小諸商工会議所専務)
柳沢乃ぶ子(小諸市議会議員)       

※50音順

放送事業者:
伊藤光春(代表取締役)
荻原守 (専務)
後藤理恵(報道制作部課長)
佐藤喜春(報道制作部係長)
井部美幸(報道制作部)

【次第】

  1. 開会
  2. 代表取締役 伊藤光春 挨拶
  3. 審議委員紹介
  4. 議事

(1)    前回の審議会後の取組み等について

(2)     番組視聴 CTK NEWS&WIDE(2/16~大雪報道について)

番組についてのご意見・ご感想

(3)    新番組への提案等

(4)    その他(番組に関する要望等)

 

  1. 次回開催について
  2. 閉会

はじめに、報道制作部課長の後藤が開会の挨拶、続いて専務の荻原が挨拶を述べました。以降、議事進行は柳沢会長を議長に行いました。

 (1)前回の取り組み

 

報道制作部 後藤より報告

【DVDの貸出と販売について】

・貸出というのはなかなか難しいところがあるが、DVDの販売価格を安くしたらどうかという意見、PRについては、消費税が4月から8パーセントになるのでそれに合わせて現在価格の見直しを進めている。

・価格を見直した上で改めてPRを新年度から積極的に図っていきたい。

 

【番組視聴(特番)について】

・この春、新しい報道特別番組を放送する予定で現在取材を進めているので、その際には前回のご意見を反映させながら公平で公正な報道を作って放送していきたい。

【栁沢教育長の番組について】

・いただいたご意見としては、「単調」という意見。映像などが入ってくると、より見ていてわかりやすいのではないかといったご意見をいただいたので、弊社にストックしてある映像やニュース映像をインサートして編集し番組を放送している。

【その他について】

・小諸の歴史についての番組、新しい番組があればというご意見いただいたので、新番組を進めるにあたってアンケートを実施している。

・方法としては、ダイレクトメールに番組に関するアンケートを同封させていただいた。3月末締めなので、まとまり次第、新しい番組に反映させたい。

・商工会議所の関連で、商工会議所100周年の記念事業の番組ですが、「商都こもろ100年の変遷 産業編」という形でようやく完成した。こちらは商工会議所の会員の全事業所に配られるが、4月以降番組を放送して多くの方にご覧になっていだたきたいと思う。

 

※報告について審議委員のご意見・ご質問

栁沢委員 (商工会議所100周年の)DVDを売り出すことはあるのですか?

後藤

商工会議所の方で作っていただいている形になります。販売は難しいですか?

高橋委員

1500部作る内、1200部は会員のところにいって、残りの300部のうち100部ぐらいは関係省庁のところに納品。200部ぐらいは残るのでそれをどういう形で整理していったらいいか検討中です。事前に見させていただきましたが大変よくできており、ぜひ小諸の皆様にも産業の歴史、商業の歴史、工業の歴史、網羅できたので皆さんに見ていただけたらと思います。それと10月20日に100周年式典をやったが、その際にもダイジェスト版を上映した。あれもよくできていたので、できればそれもうまく活用できればありがたいです。

栁沢委員

事を起こすときには古いもの、原点に戻ってそれからまた次の新しいものを生み出していくということをよく聞くので、ぜひ活用がうまくいって未来がうまく引き出せれば、小諸の街が素晴らしくなっていくのではないかなと思うのでよろしくお願いします。

高橋委員

それに合わせて、「小諸の100年史」。3月末になってしまうと思うがDVDと合わせて会員さんにお送りさせていただきたいと思う。

甘利委員

DVD売ったらいいと思う。お子さんいる方も教育にいいのではないか。.

栁沢委員

「栁沢教育長と語る」はいかがでしたか。

後藤

前回の審議会のあと、大塚委員さんの坂の上PTAさんの収録がありましたのでそこの回から滑川の交流の映像だとかそういう映像を織り交ぜて作らせていただいています。

大塚委員

自分が思っているよりもざっくばらんに話せて、教育長さんの人柄もあって、緊張せず忌憚のない話ができたなという気がしました。

後藤

学校によってもPTAさんによってもカラーが違って特に坂の上小学校さんが色んな意見を出していただいたので、話題も盛り上がったというのもありました。

栁沢委員

今の市長も教育に関しては積極的にやってほしいという意見なので、これから先もより良い内容を入れていただければと思います。

(2)番組視聴 CTK NEWS&WIDE

(2/16~大雪報道について)

16日から24日までの放送を視聴していただきました(約50分)

高橋委員

結果的に情報が得られなかったというのがある。お買いもの情報とか交通情報とか。NHKや信越放送は下の方にテロップ、文字が流れて「現在しなの鉄道全線が運休」だとか一通り出てましたよね?コミュニティテレビもその役目を負っていると思うのですが、「国道18号線道が、」「ツルヤのお買いもの情報としてこういうのが不足している、または入荷予定だ」とか生活していく上での情報を何らかの方法で市民の皆さんにお知らせできるといいなと思っています。

後藤

私たちも今回この大雪の報道に対して、そういった形の仕組みが整っていればもっと皆さんに瞬時に情報を流すことができたなというのはスタッフ一同痛感しているところで。そういった部分も整えていかないといけないなと感じる。

高橋委員

市で入手している情報も小諸市だけで持っていても何の役にも立たない。一番はコミュニティテレビだと思う。小諸新聞は週に1回ですし。毎日刻々と変わっていく情報ですから、コミュニティがその役目を小諸市と背負っていかなければいけないと思う。

後藤

小諸市がホームページで更新している情報は私たちの方で逐一スタッフがチェックして、更新され次第、静止画へ反映させていたのですが、もっと密接に連携して早く情報を出せるような仕組みは必要だと感じる。

大塚委員

前回も話があがったのですが、ツイッタ―、フェイスブックなどのアカウントを取っての情報提供。今回正直、テレビを見ている余裕がなかったんです。雪かきに追われていて。テレビの前に座る時間が全くなかったのです。じゃあ何が情報を得るツールだったのかというと、やっぱり携帯なんです。フェイスブックに市の方が、「どこどこの道路がこういう状態で渋滞の状況だ」「食べ物もこういうふうな状況だ」というのを逐一フェイスブックにあげてくれていて。

甘利委員

同じなんですが、ニュースって、緊迫した状況の中で誰も見る余裕がなくて、それよりはぱっと地震情報とか大雪でここが通行止めになりますとか、除雪作業の通行止め、そういう時にいち早くテロップ文字でここは通行止めですということを出すことと、ぱっとつけたときに常に下に流れている情報。常に繰り返しでもいいのでテロップ文字で、例えば「今新幹線が全線運休」「国道何号線が通行止め」「小学校は何日まで休み」「ごみ収集は当面中止」生活に関わることいち早く出さないとニュースの価値はないなと思う。

後藤

下に流れるものではないのですが、ニュース以外の時間帯に静止画で常に入れてはいたんですけど、やはり見る余裕がないという方もいて。中にはお年寄りの方でずっと家にいて外の状況わからなくてコミュニティの映像見てわかったっていうふうにおっしゃっていただいた方もいましたので、いろんな世代の方にいろんなご職業の方もいらっしゃるかと思いますので、そういったツイッタ―やフェイスブックとかでの情報発信、若い方からお年寄りの方まで網羅できるような情報発信に努めていかないといけないのだなというのを痛感してます。

清水委員

自分は消防団で雪かきに出ていて区の総会にも出ていたんですが、市の放送との連携はどうなっていますか?

後藤

市の方から、今こういう情報が入ったのでコミュニティで流してくださいというのがいくつか入ってくるものと、入ってこないものがあるので、入ってきたものに関してはすぐに静止画で対応していましたし、その他は自分たちでホームページみたり、市に問い合わせて出すような形でやっています。

清水委員

防災無線が雪の影響で聞きにくいという意見が区の総会で出て。お年寄りや耳遠い人に情報のスピードをもっと早くしてもらえたらなと思いました。

佐藤

実は私佐久の猿久保というところに住んでるのですが、大雪の日、小諸に4日間出てこられない状況で。軽井沢の碓氷峠ほどじゃないですが、車の中に何時間も閉じ込められて、自分が被害に合う経験をして感じたのは、情報というのは必要なんだけれども人によってそれぞれその場で得られる環境が違うっていうのがものすごくわかった。あのときの僕の立場では車の中のラジオだったんですね。一方的に情報が来たら即座に出すというだけではどうにもならないんですね。これを色んな媒体を通じて色んな状況で連携しあって、同時に情報を発信できる、そういうことを今後我々のひとつの責任として考えていかなければいけないんじゃないのかなとつくづく思いました。

高橋委員

これはコミュニティだけではないかもしれないが、例えば小諸にコンビニエンスストアが何十店舗だかありますよね。例えばそこと常に連携して、例えば○○店の今の前の道路状況はどうなのかと、次にそこから入ってくるのが新しい情報ですよね。「今ここ渋滞しています」とか色んな情報が入ってくるでしょう。そういう情報をコミュニティが流すとか。そういう連携をとっていくことが、今おっしゃったように非常に大事なことではないかと思います。

清水委員

以前、調査員という話もあがっていたと思うのですが、そういう方がいて情報流してもらうのも面白いと思うのですが。今、避難所に対しての連絡の取り方っていうのはどうなっているかなと。

後藤

公民館の建物にケーブルが入っているかということですよね?

荻原

各地区ごとの公民館からの発信が重要になってくるわけで、連携を密にしていかないといけないと思います。可能であればそこからの情報を直接流すこともできますし、そこからの情報を弊社が吸い上げて流すという感じになると思います。

後藤

区の調査員いうのは前回にもご意見いただいきました。こういう時にこういった方たちを実際にCTKの調査員としてしっかり設けておくことで、もっと連携できていろんな情報発信できたかなというのもありますので、今回を教訓として体制整備していきたいと思います。

栁沢委員

今回国道がすごく詰まってしまったことで、渋滞情報の発信は重要なのではないかと感じた。市民のみなさんも雪かきに積極的に協力されたと思うのですが、やはり映像で見る場合は、あの地区も協力してやっているんだなというのが見えると、自分たちも何かの形で協力をしていかなければいけないというような思いにつながっていくのではないかと思う。

後藤

皆さんのご意見お聞きしたいのですが、こういった災害、大雪の際に、道路の状況をどうなのかっていうのを皆さん一番知りたいのかなと思いまして、そういうところで、もし市内の要所要所に置いたライブカメラで即座に流していくとかそういうことができたらよかったのかなと、スタッフで話をしたのですけど。あとは画面の下に流れるテロップの体制づくりというのが必要かなと思ったのですがいかがでしょう。

(3)新番組への提案等

後藤

新年度に入りまして、弊社も人員を4月から2人キャスターが増えることになりました。色んな形で番組も充実させていきたいなと考えています。今視聴者アンケートをやっているところで、踏まえて、7月スタートで新たな番組を始めていきたいなと考えております。皆さんからこういった番組があればというようなご意見をいただけたら。お願いいたします。

柳沢委員

今回の雪の時もそうですが、災害に対しての我々が気を付けなければいけないこととか、どんなことに心がけていけばいいのかというのを流していただければありがたいなと思う。

大塚委員

新番組はNEWS&WIDEのような継続的なものか、単発的なものですか。

後藤

ニュースのコーナーでもいいですし、番組でもいいです。

大塚委員

結構CTKの番組はタイムリーに音楽会とか運動会とかお祭りだったり放送やっているので、新番組と言われても正直考えてなかったのが現状です。

後藤

こういうところに力を入れてほしいでもいいし、コーナーでこういうものとりあげてほしいとか、そういったご意見でも結構です。

大塚委員

僕が拝見していて思うのは、小諸の企業を毎回毎回紹介してくださってるのはすごくいいことだとおもう。地域の活性につながるような情報提供は非常に重要だなと思うので。これから街中も計画期に入ると思うのでそういうところをいち早く情報を提供する。地域の活性化につながる体制を常に保ってるっていうのは必要じゃないかと思います。

柳沢委員

見ていて、「あれ、どこの会社なのかしら」と思うことがある。どこかに字幕か何かでちょっとずっと出てると「あ、ここの会社の紹介なんだ」というようなことがわかっていい。

清水委員

自分はVOICEをもう一度復活させたいというのがあるんですけど、「具体的に検討」とあるが、もうちょっと具体的に進めたらなと思う。その中で自分の周りで好評だったのが坂を走るやつだったんですが、正直、若者が堅い番組が苦手っていうのがあって、リラックスしたようなのが要所要所に入ってくればいいと思う。例えば坂を走る人間が違う形でやってみるとか、コミュニティテレビに出てみたいという方を出演させてみたりとか色んなチャンスを提供する場所にしていったら面白いかなと思う。企業の番組もたまに見てるんですがどんな会社か興味があったので、それは続けていただきたいなっていうのはある。色んなテレビを見ていると、ひとりの人にスポットを当てて、長期間取材するドキュメンタリーがありますがそういうのも、これから伸びていく子たちにスポットを当てて将来夢を持った人たちのためにちょっとずつ取材していって変化の様子を流すとか。例えば、東京オリンピックを目指す子たちだったりとかをピックアップしていったりとかすればもっと若い子たちがテレビに興味を持つと思う。例えばお笑い芸人になる子たちがいるかもしれないから、その子たちにスポットを当ててみるとか。

後藤

清水さんにはそういった意見をいただいていたので、実際に番組として実現できるようにしていきたいと思います。

柳沢委員

これから若い皆さんに活躍していただくというのが、小諸市にとっても人口面で大事なことだなと思います。やはりテレビに出たというのは気持ちが違うように思います。

5.次回開催について

6か月後の8月の盆すぎを予定。去年が8月29日でしたがこの前後ぐらいで、ご都合のいい日を選択していただき日にちに決める予定。

 

6.閉会

約2時間にわたり行われた審議会は15時半過ぎに閉会。