26日(火)、

小諸市議会9月定例会が開会し、

条例案や今年度の一般会計補正予算案など、

46案件が提出されました。

市議会9月定例会ではまず、

教育委員会委員の任命について同意が諮られ、

承認されました。

教育委員の任命を受けた一人目は、

八代区在住の矢島克美さん50歳です。

矢島さんは幼稚園教諭を経て、

現在は障がいを持つ児童、生徒らの療育コーディネーターを

務めています。

欠員となっていた教育委員の在任期間として、

平成28年9月30日までの任期となっています。

二人目は、任期満了に伴い再任となる、

東小諸区在住の岡部弘美さん49歳です。

岡部さんは平成22年10月から教育委員を務めており、

現在一期目です。

岡部さんの任期は、平成26年10月9日から、

平成30年10月8日までとなっています。

また、今日の本会議では、

平成25年度の決算に関わる行政実績の概要報告が

行なわれました。

報告に立った柳田市長は、

「平成25年度の財政状況は、予算の効率的な執行や

経費の節減などに全庁的に取り組んだ結果、

財政指標からは概ね良好と判断される水準を

維持することができた。」と述べました。

その上で、歳入面の強化などの課題や、

大型重点事業の実施により、

財政の健全性や安定性の確保が

今後も保障されているわけではないとして、

これからの取り組みについてこのように述べました。

今日の本会議ではこの他、

条例改正案や今年度の一般会計補正予算案などが

提出されました。

そのうち、小諸市環境条例の一部を改正する条例案では、

太陽光発電施設を設置する際、

敷地面積500平方メートル以上の場合は、

設置の届出と住民説明を義務づける方針が

示されました。

民間の事業者による太陽光発電施設が増えている中、

建設工事後に住民との間でトラブルになることを避けるためで、

市では来年1月からの条例施行を目指しています。

また、一般会計補正予算案の主なものでは、

インター小諸工業団地の分譲地へ誘致した事業者が、

工場用地を取得する際の助成金を増額する

「企業立地推進費」が計上されました。

その他、記録的大雪災害の検証報告に基づき、

ロータリー式除雪機2台の購入費と、

区の申請に基づく小型除雪機購入補助金も

盛り込まれています。

小学校施設維持管理事業としては、

坂の上小学校の屋根と

水明小学校体育館天井の維持補修費が

計上されました。

一般会計補正予算案の総額では、

歳入歳出それぞれに2億4千万円を増額し、

177億4千万円となっています。

9月定例会の会期は、来月9月18日までの24日間で、

今日提案された条例案や補正予算案などは、

委員会審議を経て、最終日に採決されます。