8月22日は、小諸縁の文豪・島崎藤村の命日です。

今年も22日、懐古園内にある藤村記念館で

藤村忌が執り行われ、

県内外から多くの人が集まりました。

島崎藤村は、明治から昭和にかけて活躍した

詩人であり小説家です。

小諸義塾の教師として小諸に赴任して足かけ7年を過ごし、

その間「千曲川のスケッチ」などの作品を残すなど

小諸に大変縁の深い人物です。

この日、藤村忌に出席した栁田市長は献辞に立ち、

藤村の偉業をたたえて、

「今後とも、文化と歴史を大切にした

小諸市の発展に力を注いでいきます」

と述べていました。

また、この日出席した有志や市内の様々な団体による

献句や献歌も行われ、

藤村が作詞した歌や詩が披露されました。

集まった人たちは、亡き藤村に思いを馳せながら

藤村縁の歌や詩に聴き入っている様子でした。

会の最後には献花が行われ

参加者一人一人が祭壇の前に花を手向けました。

小諸市では、藤村第二の出発点となったまちとして、

毎年命日にあたる8月22日に藤村忌を執り行っています。

72回目となった今年も、多くの人が共に

その遺徳を偲んでいました。

この日は他にも、

島崎藤村学会理事の千葉宣朗さんによる

講話も行われ、

集まった人たちは、藤村についての理解を深めていたようです。