17日(日)、全日本クラブ野球選手権大会に出場を決めた

小諸を拠点とする千曲川硬式野球クラブなど

長野県野球連盟に所属する県内4つの

社会人野球チームが、 東信地域の中学生を対象とした野球教室を開きました。

東信地域の中学生を対象にしたこの日の野球教室には

小諸、佐久、坂城のリトルシニアリーグに所属する中学生

およそ40人が参加しました。

中学生たちは長野県野球連盟に所属する社会人野球チーム、

千曲川硬式野球クラブ、佐久コスモスターズ、

フェデックス 信越硬式野球クラブの選手たちから、

守備練習やゲームノックといった練習メニューを通して

野球技術の指導を受けました。

この野球教室は、野球の振興や技術の向上、

それに野球人口の裾野を広げることを目的に、

去年から日本野球連盟が始めたものです。

各県の社会人野球チームが地域の中学生に指導を行っており、

東信地域での開催は今年初めてとなります。

参加した中学生たちは、選手たちからアドバイスを受けながら、

皆真剣な表情で練習に取り組んでいました。

今回の野球教室で指導に当たったチームのうち、

小諸に本拠地を置く千曲川硬式野球クラブは、

今月行われた、 全日本クラブ野球選手権大会の地区予選を見事勝ち抜き、

全国大会への出場を決めています。

全日本クラブ野球選手権大会は、

全国のクラブチームを対象に毎年行われている トーナメント大会です。

西武ドームで行われる本大会に出場するには

各地区で 予選を勝ち抜く必要があり、

千曲川硬式野球クラブは去年初出場にして本大会に出場。

ベスト8という成績を残しています。

今年は北信越地区の出場枠が2つから1つに減ったため、

本大会への出場には、北信越での優勝が条件となっていました。

そんな中、千曲川硬式野球クラブは

北信越地域の8つのチームと出場枠を競い

今月11日に行われた代表決定戦で

佐久コスモスターズに6対3で勝利をおさめ

全国大会への出場を決めました。

今回で2大会連続、全国大会出場となった 千曲川硬式野球クラブは、

来月5日、西武ドームでYBC柏と初戦を戦います。

25日(月)には、 千曲川硬式クラブの監督や関係者らが市役所を訪れ、

栁田市長に全国大会出場を報告しました。

栁田市長は、「チーム発足からまだ短い期間で

このような結果を残せたことは素晴らしい。」と

選手たちを讃えた上で、

「是非頑張って来て下さい」と激励の言葉を贈っていました。

選手の多くが市内の企業で働きながら練習を積んでおり、

企業の応援体制もチーム力の大きな要因になります。

企業側が選手を快く試合に 送り出してくれたことも

勝因のひとつになったということで、

監督をはじめ選手たちは、

「大会で勝って小諸を全国にPRしてきます」と 意気込んでいました。