21日(木)、ベルウィンこもろでは、今年で20回目となる

「小諸・藤村文学賞」の入選作品の授賞式が行われました。

この日の授賞式には

入賞した23人のうち16人が出席し、

小出副市長から賞状と記念品が手渡されました。

「小諸・藤村文学賞」は、

島崎藤村の生誕120年と没後50年を記念して

平成4年から開かれているものです。

エッセイを対象に募集をしており、

今年は国内や海外から

過去最多の2,728作品が寄せられました。

講評に立った作家の森まゆみさんは、

「作品はその人が生きてきた証」などと

呼びかけました。

また、受賞者を代表して、

一般の部 最優秀賞を受賞した

新潟県柏崎市の柴野裕治さんが

挨拶に立ちました。

柴野さんの受賞作「ひばり」は、

柏崎に原子力発電所ができたことで

生育環境が悪くなったひばりの姿に

自分自身を重ね合わせて描かれたものです。

なお、「小諸・藤村文学賞事務局」では、この文学賞を、

小諸が広く知られる機会にしていきたいとしています。