スペインで88年間眠っていた
小山敬三画伯の絵が発見されたことを受けて、
18日(金)には記者発表が行われました。
今回見つかった絵画は、スペインの古都トレドにある
「マルティン橋」を描いた作品です。
1926年、画伯は29歳の時、
当時のトレドの副市長で印刷業を営んでいた
セラーノさんの別荘に滞在していました。
この絵は、その別荘から眺めた風景を描いたものです。
2012年にはセラーノさんの孫である姉妹が
スペインでこの絵を公開していましたが、
これまで日本ではその存在を知られていませんでした。
当時、スペインの新聞でも取り上げられたという記事を
小山敬三美術館の小林館長が見つけ、
今回日本でも公開されることになりました。
スペインは、小山敬三画伯が
自身の特徴である動きやインパクトのある構図を身につけ
およそ30点もの作品を残した場所です。
今回、原画を日本に持って来ることは叶わず、
精巧なレプリカの展示となっています。