今年市民まつり「みこし」に滝原区育成会子供神輿連が、

2011年以来、3年ぶりに参加します。

子どもの数が少なくなった滝原区では、

子どもたちの担ぐ労力を軽減しようと、

新たに山車を作り、

これまであった神輿を乗せて、

山車神輿として祭りに出ることになりました。

5日(土)には、滝原区公民館前で、

山車神輿の入魂式が行われ、

当日祭りに出る子どもたちを始め、

育成会の役員などおよそ30人が集まりました。

神事では神主が祝詞を奏上し、

御輿の四隅を清めてお祓いをした後、

関係者らが玉串を捧げて、

祭りの成功と区内の安全などを祈願しました。

滝原区の子どもたちが

市民まつり「みこし」に参加するのは、3年ぶりです。

小学生が18人と少なく、

神輿を担いで参加するのは今年も困難と思われていましたが、

参加したいという子どもたちの声を受け、

育成会が立ち上がりました。

子どもたちの思いを叶えるため、

地元の工務店が中心となって山車を製作。

15年ほど前に新調した宮神輿を乗せると

3メートルほどの高さになる山車で、

子どもが引きやすいようにと、

舵をつけて小回りが利くよう

工夫されています。

松をベースに支柱にはヒノキを用いた

立派な山車が完成しました。

この日、神事が終わると子どもたちは、

育成会の役員の先導で、

近くの老人ホームまで山車を引いていきました。

この独特の掛け声は、育成会の役員が考えたもの。

「滝原のためならえんやこら」

「小諸市のためならえんやこら」など、

神輿を担ぐ時の「わっしょい」などの掛け声との

違いを出しました。

元気な掛け声と共に、老人ホームに到着すると、

子どもたちは歌のプレゼントなどを行い、

お年寄りたちを喜ばせていました。

老人ホームでお年寄りとふれあった後は、

再び公民館へと山車を引いていきます。

区内には子どもたちの声が響き渡っていました。