小諸市では、将来の小諸市の人口の減少や、
それに伴う財政状況の悪化などを考え、
市内の学校を長期的に改築していく計画です。
これを受けて、市内の小中学校のPTAなどが集まり、
学校ごとにワークショップを開いています。
4日(金)には、水明小学校でワークショップが開かれ、
近隣地域の区長やPTA、
それに近くの住民などが集まりました。
小諸市では、今後人口の減少や、それに伴う財政状況の悪化、
さらにその中で老朽化していく学校施設と、
避けられない課題を抱えています。
市内8つの小中学校を一斉に改築することは
費用的にも厳しいため、
長期的な改築計画をたてて取り組んでいく予定です。
今回のワークショップは、
改築計画に市民の声を反映させていこうと開かれました。
この日は学校給食がテーマに挙げられ、
担当の市の職員から、小諸市の人口推計や
学校ごとの生徒数の推計、
それに給食費の構造などについて説明が行われました。
一通り市と給食の現状について説明を受けたところで、
参加した人たちは5つのグループに分かれ、
今後の対策などについて意見を出し合いました。
グループごとに話し合った後には、
それぞれで出た意見を発表していきました。
中には、子どもたちに農作業をさせて
自給自足で給食費を補ってはどうかという
ユニークな意見も出され、
集まった人たちは興味深そうに耳を傾けていました。
今後小諸市では、8月末までの間に
市内全ての小中学校で同様のワークショップを開き、
PTAや住民からの意見を募っていく計画です。
また、9月以降には「通学区の見直し」をテーマに掲げ、
改めてワークショップを開催する予定となっています。