27日(金)、「小諸・藤村文学賞」の入選作品が

発表されました。

この日会場となった市内古城にある

島崎藤村ゆかりの宿「中棚荘」には、
           
予備選考の選考委員や市の関係者など
                 
およそ20人が集まりました。

今年で20回目となるこの文学賞は、

島崎藤村の生誕120年と没後50年を記念し、

エッセイを対象にして平成4年から開かれているものです。

年々応募者も増えていて、

今年は全国や海外から去年より334作品多い、

過去最多の2,728作品が寄せられました。

そのうち、本選に進んだのは、

予備選考を通過した101作品と、

過去に入賞経験がある人によって書かれた

シードにあたる12作品です。

26日(木)、3名の選考委員によって本選考会が開かれ、
             
入賞作品が決まりました。

一般から中学生の部まで23の入賞作品のうち、
   
一般の部の最優秀賞には

新潟県柏崎市の柴野裕治さんの「ひばり」が選ばれました。

講評に立った作家の森まゆみさんは、

この作品について、次のように述べました。

続いて講評に立った作家の山口泉さんは、
         
「小諸・藤村文学賞」に寄せられる作品は
                    
レベルが高いなどと話し、

自身の考えを述べていました。

小諸・藤村文学賞事務局では、

この賞を多くの人に広めることで応募作品の
             
レベルアップにつなげるとともに、

もっと地元に根づかせ、市民の生涯学習の

一環にしていきたいとしています。