市庁舎に隣接して作られる予定のあいおい公園について

先週15日(木)実施設計に対する意見交換会が

市役所大会議室で行われました。

この日の意見交換会には、

相生町の住民を中心におよそ10人の市民が集まり、

意見交換会を前に、市の担当者から

これまでの経緯や実施設計の内容などについて

説明が行われました。

小諸市では、これまで4回にわたる

市民参加型のワークショップを開き、

市民の声を反映して

あいおい公園の基本設計を進めてきました。

今年3月には、基本設計の段階から再検討した、

実施設計の報告会を開催。

この日は、この実施設計に対する意見交換の場として

会が設けられました。

はじめに実施設計の内容として、

小諸学校跡の石碑などを配置した

「記憶の庭」を整備する計画があることや、

当初上がっていた案の内、高台への火の見やぐらの設置が、

安全面への配慮から東屋の設置に変更となったこと、

また、市道1015号線脇から出ていた湧水が枯れてしまい

活用できなくなった事などが説明されました。

説明を受けた市民からは、

「遊具や健康器具などを設置してほしい」といった意見や、

「袋小路がなく、どこからでも出入りできる公園にしてほしい」、

「子どもたちが回遊できる導線をつくってほしい」など、

様々な意見がだされました。

中には、当初の火の見やぐらや湧水を活用する案が

変更となった事などを受けて、

「ワークショップで意見をだしあって作られた基本設計からは

大きく変わり、特色のない公園になっている」といった

厳しい意見も上がりました。

市の担当者は、「限られた予算とスペースの中で、

できる事とできない事があるが、

市民に愛され育てられる公園を目指して、

今回の意見交換会で上がった意見を更に検討し、

着工前に再度、意見交換の場を設けたい」と話していました。

あいおい公園は、平成27年度の完成を目指し、

今年の秋頃から工事が始められる予定となっています。

小諸市では、今後も近隣地域の住民たちと話し合いを重ね、

市民と共によりよい公園づくりを進めていきたいとしています。