16日から3日間の日程で、

南ヶ原にあるギャラリー麦の家では

春の展覧会が開かれています。

この展覧会は、

近隣地域で活躍する作家たちの作品展示の場として

年に2回開かれているものです。

今回の作品展、入り口でまず出迎えてくれるのは、

木の素材感を生かした作品の数々です。

ケヤキや桑、桜など、

様々な種類の木を使って作られた器は、

色味や木目などにひとつひとつ特徴があります。

中には、

食用のエゴマオイルを塗って仕上げられている作品もあり、

その自然な風合いに、

多くの人が足を止めて見入っていました。

建物の中には地域の作家たちが手掛けた

味わい深い作品が並べられています。

「14年春 置かれた場所で」と題されたこの展覧会。

展示品の中には桜の花があしらわれた器など、

春を感じるデザインのものが多く見受けられます。

会場の2階にも

個性的な作家たちの作品が沢山展示されています。

近隣の山からとってきた

「青ツヅラフジ」という種類のツルを使って作られた作品。

ツル本来の形を活かして編み込んでいくため、

同じ形のものは2つと作れないというのがこの作品の魅力です。

展示と共に、即売も行われているこの展覧会。

こちらのブースの一角では、

わらびやぜんまいなども販売されています。

その他、トールペイントを

独自にアレンジした作品が展示されているコーナーも。

可愛らしい花の模様が施された ろうそくや帽子、靴などは、

どれもこだわりの詰まった一点ものです。

訪れた人たちは気に入ったものを見つけては、

手に取ってじっくりと眺めていました。

初日から大盛況となったギャラリー麦の家の展覧会は、

17日は午前10時から午後5時まで、

あさって18日は午前10時から午後4時まで開かれています。

今回の作品展には、

およそ2000点もの作品が出品されているそうです。

気に入った作品は、その場で買うことができるので、

買い物を楽しみに訪れる方も多いようです。

毎回およそ1000人の人が訪れるという人気の展覧会で、

初日の今日は東京や大阪など

遠方から訪れた人もいたそうです。