14日(水)、小諸市と御代田町、

軽井沢町と東御市の商工会議所や観光協会などでつくる

「浅間山麓産業振興推進協議会」の総会が開かれました。

浅間山麓産業振興推進協議会は、

浅間山麓の2市2町の商工団体と観光協会が

行政の枠組みを超えて

広域的な産業振興について連携を図ろうと発足したものです。

はじめに挨拶に立った香坂勝会長は、

「2市2町が抱えている課題について協議し、連携することで、

将来に向けての産業振興の母体を作っていきたい」などと

話していました。

昨日の総会では、昨年度の事業報告が行われた後、

今年度の事業計画案について審議が行われ、

広域観光ルートの促進や浅間サンラインネットワークの推進、

それに高地トレーニングエリア構想の推進を

引き続き進めていく方針が示されました。

また、この日は役員の改選も行われ、

香坂会長をはじめ

今年度の役員が再任されることが決まっています。

総会に続いては

「高地トレーニングエリア構想の取り組み状況」をテーマに

3人の有識者による講演会が行われました。

はじめに講壇に立った

NPO法人浅間山麓国際自然学校の橋詰元良さんは、

高峰高原からアサマ2000パークにかけてのエリアで

現在計画されている高地トレーニングの構想について紹介しました。

このように述べた上で橋詰さんは、

「標高2000メートルエリアは

一年の半分が雪に覆われている」と話し、

冬の間は400メートルトラックと周辺の道路など活用し、

ノルディックスキーのコースとして利用する構想があるなどと

話していました。

続いて講壇に立った 浅間山麓スポーツ医学研究所の

平井直一さんは、

高地の特性を利用して地域住民の健康を増進したり

トップアスリートの育成に携わるなど、

医学的立場からサポートしていく考えだと話しました。

その上で平井さんは、

トレーニングエリア内に診療や健康診断ができる施設を

整備していきたいとして、

次のように述べました。

そして最後に講演を行った、東御市産業経済部の

小菅武志さんは、

湯の丸高原エリアでの構想として持ち上がっている

競泳用の50メートルプールの建設について紹介した上で、

次のように話しました。

続けて、その構想の実現のために、

東御市長をはじめ、ソウルオリンピック金メダリストの

鈴木大地さんらで検討委員会を立ち上げ、

施設に必要な整備や機能の検討を進めていると

報告が行われました。

集まった人たちは、講師の話に熱心に耳を傾け、

自分たちが住む地域で進められている

高地トレーニングの構想について理解を深めているようでした。