10日(土)、上ノ平神社では、

毎年恒例のつつじ祭りが行われました。

今年で38回目を迎える上ノ平区のつつじ祭りは、

区の公民館の主催で、毎年、

つつじの花が見ごろを迎えるこの時期に開かれています。

上ノ平神社の境内を囲むように植えられたレンゲツツジは、

もともと自生していたものに加え、

大正時代に区の有志が株を買い足して増殖させ、

現在は2000株以上もの花が咲き誇っています。

このツツジは公民館の役員をはじめとする区民の手によって

手入れが行われ、

今日まで80年以上にわたって守られてきました。

今年は7日頃から花が咲き始め、

いまちょうど見ごろを迎えています。

たくさんのツツジの花が咲き誇る中、

この日のまつりには区内外から多くの人が訪れました。

境内には、区や公民館の役員、

それに区の子どもたちによる屋台が並び、

祭りの雰囲気を盛り上げていました。

中でも、このまつりの名物の一つとなっているのは、

区の小学生から高校生までの子どもたちが切り盛りする

たこ焼きやポップコーンの屋台です。

子どもたちは買うだけでなく作って売るという

普段中々できない体験を楽しんでいる様子でした。

その他にも、毎年すぐに売り切れてしまうという

手作りラーメンや、

38年間、毎年欠かさずに出店しているという

区の女性有志によるおでんの屋台には行列ができ、飛ぶように売れていました。

訪れた人たちは、

屋台で買い求めた料理を食べたり、

集まった仲間同士談笑し合うなど、

子どもから大人まで皆、区の恒例のまつりを

思い思いに楽しんでいるようでした。