長野県内では今年の1月から3月までで、

すでに3億円の詐欺被害が報告されています。

これらの被害を未然に防ごうと、

15日(火)、小諸警察署が主体となり、

ツルヤ小諸東店前で特殊詐欺防止の広報活動が行われました。

 

この日の活動には、警察の呼びかけに応じた、

小諸市防犯協会連合会女性部の会員や、

上田消費生活センターの職員など、およそ30人が参加しました。

集まった人たちは、

特殊詐欺の手口を紹介したチラシを配り、

買い物客らに注意を呼びかけました。

また、あわせて、古紙のリサイクル商品として作られた鉢の

「花のエコロジーポット」も手渡していました。

小諸市内では、去年1年間で7件の詐欺被害報告があり、

被害額は2700万円にのぼっています。

今年も、今月11日に、

80代の女性が息子を装った男に、

500万円をだまし取られたという詐欺事件が起こり、

より一層注意が必要な事態になっています。

一方、長野県内全体では、去年から、

パンフレットや電話で株や金の購入を勧めて、

儲け話を持ちかける「儲かります詐欺」や、

機械の操作に不慣れなお年寄りを、

ATMに誘導し、医療費の還付金などを振り込ませる

「還付金振込詐欺」と言った、特殊詐欺による被害が増え続けており、

去年1年間の被害額は10億円を超える異常事態になっています。

小諸警察署では、詐欺被害を防ぐために、

理解と協力を広く呼びかけています。

小諸警察署は、今後も引き続き、年金支給日などに合わせて

特殊詐欺防止の広報活動を行う予定です。