皆さんは、市内押出に美しい桜並木があるのをご存知でしょうか?
その桜並木は、住民たちの手によって守られています。
小諸市の眺望百選にも選ばれている市内押出地区の桜並木。
80本もの桜の木が
およそ500メートルにわたって植えられており、
毎年この時期になると美しい桜のトンネルが完成します。
この桜並木の手入れを行っているのは地元の住民たちです。
桜並木が眺望百選に選ばれた翌年に住民の有志で「桜を守る会」を結成。
以来10年以上にわたって
下草刈りをしたり、剪定した枝の切り口に防腐剤を塗るなど
桜が枯れずに育つよう手を尽くしてきました。
13日(日)には、桜並木に隣接する押出公民館で、
住民たちによる「花見会」が行われました。
この花見会は、住民同士の交流と、
日ごろから桜の手入れをしてくれている「桜を守る会」の会員たちに
感謝の気持ちを伝える機会にしようと、
押出地区の住民たちが企画して毎年開いているものです。
今年は、例年に比べて開花が遅れ、
まだつぼみの状態の中での会となりましたが、
参加した人たちは食事を囲んで会話を弾ませながら
親睦を深めているようでした。
桜を守る会によりますと、押出の桜は、
今週いっぱいが見ごろだということです。