28日(金)小諸商業高校の生徒が市役所を訪れ、

去年秋に行った「スマイル小商店街」の売り上げの一部を市に寄附しました。

 

この日は、新年度の「模擬株式会社スマイル小商店街」で

社長を務める新3年生の山﨑優希さんと、

副社長を務める新3年生の村井凌さんの2人が、

引率の教諭と共に市役所を訪れました。

2人は、栁田市長と小諸市観光協会の大西会長に、

今年度の「スマイル小商店街」の活動実績や、

新しい役員らが中心に今年1月から行った

「スマイルカフェ」の活動内容などについて、報告を行いました。

「スマイル小商店街」は、小諸商業高校の生徒たちが、

日頃学んでいる商業の知識や技術を活かす場として、

生徒自ら「模擬株式会社」を組織し、6年前から行っているものです。

今年度は、去年の10月19日と20日の2日間に渡って行われました。

当日は校内全体を大きな商店街に見立て、

「販売実習」として、生徒たちが商社などを通じて仕入れた商品が数多く販売され、

2日間の入場者数は延べ2639人に上っています。

売り上げは308万8230円、純利益は27万7643円となっています。

訪れた人たちからは「また来年も来たい。」という声が上がっている他、

他校の高校からの視察も増えており、活動は定着してきているということです。

また、スマイル小商店街の一環として、

今年1月28日から2月14日までの10日間に渡って、

駅前の停車場ガーデンを会場に行われた「スマイルカフェ」では、

新年度の役員となる2年生が中心になって考えたオリジナルメニューが提供されました。

こちらは、338人が来店。売り上げは9万3450円となっています。

活動報告に続いて、この日は、

「スマイル小商店街」の純利益のうち、7万円が社会福祉還元金として小諸市へ。

3万円が観光振興にと小諸市観光協会へ寄付されました。

栁田市長は、

「皆さんの努力の結果。大事に使わせていただきます。」と話していました。

今年で7年目の開催となる「スマイル小商店街」。

新役員となる山﨑さんらは、

「前例にとらわれず、新しいことにも挑戦していきたい。」と意気込んでいます。