22日(土)、NPO法人小諸健康教室YOU・愛サロンが主催する健康に関する講演会が開かれました。

 

会場となったベルウィンこもろには、市民を中心におよそ40人が集まりました。

この講演会は、地域の人たちの健康維持や健康の増進を目的に、

NPO法人小諸健康教室YOU・愛サロンが定期的に開いているものです。

今回講師を務めたのは、

市内市町にある木村歯科医院の院長で、

北佐久歯科医師会の会長も務めている木村宗雄さんです。

はじめに木村さんは、歯の健康が全身の健康に及ぼす影響について紹介し、

「ものを噛むことで、脳の血流の量は2倍になるので、

歯を抜いてしまうと記憶力が低下する。歯と認知症の間にも相関関係がある」などと話しました。

また、歯が抜けたまま放っておくと、隣の歯が傾いてきたり、

噛み合わせの歯が伸びてきたりと、残った歯に悪影響を及ぼすと話し、

抜けてしまった場合は何らかの形で補う必要があると呼びかけていました。

続けて木村さんは、抜けた歯を補う方法として、

既存の歯を支えに、橋渡しをするように歯を装着する「ブリッジ」や、

金属の金具で口の中に固定する「部分入れ歯」、

それに、人工的な歯根を歯茎に埋め込む「インプラント」があると紹介。

それぞれのメリットやデメリットについて話しました。

その中で、「ブリッジ」は健康な歯までも削る必要があることや、

「部分入れ歯」は、異物感や噛む力の低下を招くのに対し、

インプラントではそれがないとして次のように話しました。

集まった人たちは、身近な「歯の健康」についての講話に、

時折メモを執ったりしながら真剣に耳を傾けていました。