動物の病気などについて理解を深めるためのセミナ―が、

23日(日)にベルウィンこもろで開かれました。

 

このセミナーは、六供にある「さくら動物病院」が、

動物の病気や介護などについて、飼い主たちに正しい知識を身につけてもらおうと、

「さくらスクール」と題して、年に2回開いているものです。

始まる前には、ペットフードの紹介や、

動物の再生医療に関する利用者の声などが書かれた模造紙が展示され、

訪れた人たちが興味深そうに見入っていました。

10回目のセミナーとなった今回は、市内外からおよそ60人が参加。

動物の病気の見分け方や、老犬の介護、それに再生医療など、

4部構成で講義が行われました。

そのうち、第一部では、さくら動物病院獣医師の増山浩一さんが、

獣医師が診察で得られた情報から、どのように病気を絞り込んでいるかについて、

事例を交えて紹介しました。

その中で増山さんは、吐き気の症状がある犬に対し、

疑わしい病気を考えながら、

段階を踏んで多角的に診察していくことで、原因の見逃しを防ぐことができると説明。

その際には、

「飼い主からの少しの情報が診断の助けになる。」と話し、

診察を受ける際にお願いしたいこととして、次のように呼びかけていました。

集まった参加者らは、増山さんのわかりやすい説明に、

時折うなずきながら、真剣に耳を傾けていました。