18日(火)、環境思想についてのシンポジウムが
大久保にある安藤百福センターで開かれました。
このシンポジウムは、
環境問題や環境教育を考える上で基盤となる環境思想について
多くの人に理解を深めてもらおうと年に1回開かれているものです。
この日は、環境思想に興味を持つ市民の他、
大阪や東京の研究者など全国各地からおよそ60人が参加し、
環境思想に関する講演が行われました。
はじめに講壇に立ったのは、
琉球大学名誉教授の山里勝己さんです。
山里さんは、アメリカの詩人で自然活動家でもある
ゲーリー・スナイダーの作品を見ていると、
人間が世界を変えるという視点から、
自然から見られているという人間が受け身の自然観に
うつり変わっているのがわかると紹介しました。
その上で環境について考える時には、
アメリカの歴史や、地球の歴史を
みつめなおすことが大切だとも話していました。
参加した人たちは、時折メモを取りながら、
興味深そうに山里さんの話に耳を傾けていました。