市内の保育園で今年度から行われてきた「運動あそび」。

その一年間の成果を発表しようと、

17日(月)には美里保育園で、保護者向けの発表会が行われました。

 

保護者や下級生が見守る中、腕の筋肉を鍛える「くまさん歩き」で登場した子どもたち。

年長組24人全員が揃うと、1年間練習してきた成果を順番に披露していきました。

腹筋や背筋、腕力など、総合的な筋力が必要となる「鉄棒」、

身体の力をコントロールし、全てを連動させることが必要になる「けん玉」など、

皆、これまでコツコツと努力して身に着けた技を存分に披露していました。

「運動遊び」とは、

子どもたちの学力や体力の低下が心配されている中、

幼児期から、遊びを通して基礎体力を養い

子どもたちの運動能力の向上に繋げていこうというものです。

松本短期大学の柳澤秋孝教授が考案した

「柳沢運動プログラム」に基づき、小諸市では去年の4月から全ての保育園で導入しています。

この日は、緊張のあまり発表に苦戦する子どももいましたが、

決して諦めることなく何度も挑戦を繰り返し、

5分以上粘り強く取り組んだ末に見事技を成功させた子どもの姿もありました。

このプログラムを導入してから、美里保育園では運動好きの子どもが増えたばかりでなく、

人の話を聞く姿勢が身に付き、子どもたちに協調性が備わったと言います。

周りで見ていた保護者たちは、我が子の成長した姿に

目を潤ませながら見入っていました。