小諸市では市民活動の活性化を目的に、

市内で活動する市民活動団体に対し、

毎年、「市民活動促進事業補助金」を交付しています。

17日(月)には、この補助金制度についての応募説明会が開かれました。

 

市民活動促進事業補助金制度は、

市民団体が自ら企画し実施する事業に対し市が資金面で支援するもので、

「チャレンジコース」と「ステップアップコース」の

2つのコースが設けられています。

そのうち、「チャレンジコース」は、

初めてこの制度に申請する団体が対象で、20万円を上限に補助金が交付されます。

平成15年に始まってから、これまで29の団体が交付を受けています。

また、「ステップアップコース」は、

一度チャレンジコースで交付金を受けたことのある団体が対象で、15万円を上限に交付されます。

ただし、前年度チャレンジコースで交付を受けた団体は対象外となっています。

平成21年に設けられ、これまでに9団体が交付を受けています。

どちらのコースも補助金を受けられるのは

1団体につき1度限りとなっています。

来年度の予算額は、両コース合わせて90万円で、予算の範囲内で補助金が交付されます。

この日の応募説明会には、申請を希望している市内のNPO団体や

ボランティア団体の代表者などおよそ20人が出席し、

制度の概要や応募方法について説明を受けました。

はじめに、今年度、補助金の交付を受けた

4つの団体による活動発表が行われ、

各団体の代表者がスライドを使って資料や活動時の写真を示しながら

それぞれの事業について説明しました。

そのうち、「チャレンジコース」で交付を受けた、

「信州中村一座」は、高齢者福祉施設や区の敬老会などを回り、

月1回のペースで公演を行ったと紹介。

今後は、ホームページやダイレクトメールを使って

団体の知名度を高め、より精力的に活動していきたいと話していました。

また、「ステップアップコース」で交付を受けた、

「小諸ミズオオバコ保全会議」は、

平成23年度にチャレンジコースで受けた補助金で整備した

こもろミズオオバコビオトープに隣接する林を

調査、整備し、より多様な生物の保全を目指したと説明。

子どもたちを対象に森遊びイベントも行ったと話し、

今後もこの活動を継続して、

動植物と人が育まれる林をつくっていきたいと抱負を述べていました。

この制度の開設当初からコーディネーターを務めている、

長野県短期大学の上原貴夫教授は、

「制度の開始から10年が経ち、個々の活動は上手くいってきている」として、

「今後、団体同士で連携し、活動を広げていくことで、

それぞれの活動の楽しみも広がるのでは」と話していました。

来年度の補助金への応募期間は4月1日から、11日までで、

4月19日(土)に行われる公開審査会で、

各団体がプレゼンテーションを行い、

交付される団体を決めることになっています。

この補助金制度は、

今回の説明会に出席していない団体の方でも応募することが出来ます。

応募用紙は市役所企画課か

小諸市ボランティアセンターで配布しています。

また、小諸市のホームページからもダウンロードできますので、

応募を希望される方は、用紙に必要事項を記入の上

4月1日(火)から4月11日(金)の期間中に、

市役所 企画課 まちづくり推進係まで提出してください。

この件に関するお問い合わせは、

市役所 企画課 まちづくり推進係までお願いします。