14日(金)から16日(日)までの3日間、
乙女湖体育館では、今年で49回目となる小諸書芸展が開かれました。
小諸書芸展は、書芸愛好家の作品を発表する機会を
設けると同時に、書芸文化を広く市民に広めていこうと、
毎年この時期に、小諸書芸連盟の主催で開かれているものです。
49回目の開催となった今回は、
小諸市を中心に、近隣地区の書芸愛好家たちから、
合わせて95点が寄せられました。
会場には、書道作品や、篆刻、刻字作品など
書体も題材も様々な力作が所狭しと展示され、
訪れた人たちの目を楽しませていました。
中でも、市長賞などの特別賞を受賞した作品は
堂々とした筆遣いで、一際存在感を放っていました。
今回の書芸展では、特別賞に8人の作品が選ばれており、
小諸からはそのうち3人が受賞しています。
今年、市長賞を受賞したのは、市町の栁田志華さんです。
線の太さや文字の大小の変化の中に、
勢いのある筆運びが快いと評価されました。
公民館長賞を受賞したのは、滋野の神戸脩玉さんです。
漢字とかなが大小様々に交錯しながらも、
調和のとれた流動感あふれる作品として受賞に輝きました。
また、文化協会長賞には、和田の柳杏秋さんの作品が選ばれています。
ゆったりとした筆運びで、
深く沈んだ線や無駄の無い書風が
大らかで優美な作品として受賞しました。
来年50回の節目の年を迎える小諸書芸展。
小諸書芸連盟の柏木蒼峰会長は、
今年以上に盛り上げていきたいと話しています。