かねてから計画が進められてきた、小諸市の新庁舎や図書館、

それにコミュニティスペースの建設工事がいよいよ始まります。

16日(日)には、安全祈願祭と起工式が執り行われました。

 

建設地となる市民会館跡地で行われた安全祈願祭。

国会議員や県の関係者、それに市議会議員など来賓を始め、

市や建設事業者などおよそ100人が集まりました。

祈願祭では、神主による祝詞の奏上に続いて、

出席者らが順番に玉串を捧げて、工事の無事を祈願しました。

小諸市の新庁舎は、

現在の庁舎が、建設から50年が経ち、

老朽化や耐震化不足などが問題となっていたことから、

建設されることになったものです。

すでに老朽化により取り壊され、現在は臨時の施設で運営している図書館と、

会議室やホールなどの機能を兼ね備えたコミュニティスペースも併せて建設されます。

市民会館跡地に、

4階建ての建物と、地下2階の駐車場が整備される計画で、

延べ床面積は、庁舎、図書館、コミュニティスペースあわせておよそ1万9千967平方メートル。

災害に強い免震構造が採用されています。

庁舎などの本体工事にかかる総事業費は52億8千660万円。

施工は、清水・竹花工業特定建設工事共同企業体が請け負うことになりました。

安全祈願祭に続いて、ベルウィンこもろに会場を移し行われた起工式では、

栁田市長が挨拶に立ち、

「安全・安心の拠点として皆様に親しまれ、快適な機能を持った施設にしていきたい。」と述べました。

更に、

「市庁舎完成後は病院の建設が行われる。

コンパクトシティの核として賑わいのまちづくりを進めていきたい。」とも話していました。

新庁舎と図書館、それにコミュニティスペースの竣工は、

来年6月の予定で、およそ1年4ヶ月に渡る大型工事がいよいよ始まります。

庁舎竣工後、来年7月からは、現在の庁舎の解体が行われ、

10月からは新庁舎に併設される形で、

小諸厚生総合病院の建築工事が行われる予定です。

病院の完成となる平成29年度には全ての施設の整備が完了となります。

市は、市庁舎敷地一帯をコンパクトシティの核として、

まちなか活性化の拠点となるべく、

市民と共にまちづくりを進めていきたいとしています。