市内相生町商店街に店を構える居酒屋「うまいもんや ちゃんちき」。

オーナーの髙野光雄さんは、福島県富岡町の出身です。

結婚を機に平成元年から小諸に移住し、その後、現在の「ちゃんちき」をオープンしました。

3年前の地震発生時は小諸にいましたが、今でもその時の衝撃は忘れることができないと言います。

震災から丸3年が経った今も、

福島県には立ち入り禁止や居住制限となっている区域が多くあります。

生まれ故郷を未曾有の大災害が襲ってから3年間、髙野さんはどんな気持ちでいたのでしょうか。

そんな中、うまいもんやちゃんちきでは

自身の生まれ故郷である福島県を忘れて欲しくないという一心で、

福島県で昔から愛されてきた味「なみえ焼きそば」を震災直後から提供してきました。

去年この「なみえ焼きそば」が、

ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」でゴールドグランプリに輝いたことをきっかけに、

本部が販売店を認定するという「認定制度」が確立。

今回正式に、うまいもんやちゃんちきが「なみえ焼きそば」の認定店となったのです。

本場の麺と本場のソースを使い、地元の味を完全に再現したちゃんちきの「なみえ焼きそば」。

焼きそばが盛られている器は認定店のみが使える「相馬焼」の特注品です。

麺を全て食べ終えると、その器には

「うまくいく」という意味合いの9頭の馬の絵柄が浮かび上がってきます。

食べた人たちの開運成就と震災復興の願いを乗せて、

うまいもんやちゃんちきでは

これからも福島県の味「なみえ焼きそば」を提供していきます。