9日(日)、六供区ではシニアクラブガ主催した「お話の会」が開かれ、

参加者たちが認知症について学びました。

 

会場となった六供公民館には、

六供シニアクラブの会員を中心におよそ30人が集まりました。

六供シニアクラブでは、脳の活性化を図り、心と体の健康づくりに役立てようと、

年に1回、「お話の会」と題した講話を開いています。

毎回、健康に関するものや、

高齢者をとりまく問題をテーマに行われており、

今回は、認知症がテーマに取り上げられました。

会でははじめに、認知症について解説したビデオが上映されました。

ビデオでは認知症の症状や、

認知症の人にはどのような手助けが必要なのか、

具体的な例を挙げて紹介されており、

集まった人達は興味深そうに見入っていました。

ビデオを見た後には、

記憶障害をはじめとする認知症の症状について

小諸市高齢福祉課の保健師、服部美和さんが解説しました。

服部さんは、認知症による記憶障害について、

記憶を保存する壺が脳の中にあると考えてほしいと話し、

記憶の壺には情報を捕まえるイソギンチャクがついていて、

このイソギンチャクの衰えによって

新しいことを覚えることができなくなると説明していました。

また、会の後半では、

認知症の予防として手を使った体操が行われました。

参加者たちは、数を数えながら指を折ったり、

手のひらを閉じたり開いたりしながら

前後に動かす体操に苦戦しながらも、

仲間同士声をかけ合い楽しそうに取り組んでいました。