企業としては県下最大規模の自衛消防組織を持つ小諸村田製作所では、

17日(金)に自衛消防隊による出初式が行われました。

小諸村田製作所の自衛消防隊は、企業としては県下最大規模の自衛消防組織です。

現在は30人の隊員たちが6つの班に分かれ、

職場の安全と火災予防を目的に毎月2回訓練を行っています。

以前はルネサス東日本 長野デバイス本部の自衛消防隊として活動していましたが、

おととしの3月に、社名が「小諸村田製作所」に変更。

以降は小諸村田製作所の自衛消防隊として活動しています。

式の冒頭で挨拶に立った、戸根義守本部長は、

19年前のこの日、自身が兵庫県で阪神淡路大震災に遭遇した際に感じた恐怖について話した上で、

「地震や火災が発生したらどう対処するかを日ごろから考えておく必要がある」などと

日々の訓練の重要性について、集まった隊員たちに呼びかけていました。

続いて、昨年度の表彰が行われ、訓練に休まずに参加した隊員や、

社内で行われた放水競技大会で優秀な成績を収めた班へ、表彰状が贈られました。

最後に、隊員を代表して強矢浩司消防隊長が、力強く誓いの言葉を述べました。

式典が終わると隊員たちは隣接するグラウンドに移動。

建屋内で火災が発生したという想定で、消火活動を行いました。

消火に使われている薬剤は、天然由来のもので、環境にも配慮がなされています。

隊員たちは日ごろの練習の成果を発揮して連携のとれた動きを見せていました。

また、この日は新年の幕開けを祝って、放水によるくすだま割りや、色水による放水なども行われ、

集まった人たちを魅了していました。