19日(木)、ベルウィンこもろでは、「売れる商品づくりの共通点」をテーマに、

6次産業化についてのセミナーが開かれ、市内の農業関係者など

およそ100人が集まりました。

このセミナーは、生産から加工や流通、それに販売に至るまで、

全ての工程に農業者が関わることで、

農林漁業の付加価値を作り出していくという6次産業化について多くの人に周知し、

農業者と商工業者の出会いの場にしようと開かれたものです。

冒頭挨拶に立った農業委員会の小林康章会長は、

「農業の6次産業化を進めていくことで産業の活性化や農業人口の拡大につながれば」

などと今後の展望について話していました。

セミナーの講師を務めたのは、これまで全国各地で新規事業部の立ち上げや、

百貨店の販売促進などをサポートし、長野県の6次産業化プランナーも務めている

株式会社ただいま の、佐藤翼さんです。

佐藤さんは、売れる商品を作るには、まず、顧客のターゲット層を明確にし、

ターゲットに合った商品やアプローチ方法を考えることが大切だと述べました。

その上で、「他の商品と違うポイントを一言で言えるか?」

「生産者も作り続けられ、消費者も納得して購入できる価格設定をしているか?」などと

集まった人たちに問いかけていました。

また、いい商品も消費者が知らなければ絶対に売れることはないと話し、

売れるためのPRの必要性について、次のように話しました。

その他講話の中では、これまで佐藤さんが支援してきた六次産業化の事例なども報告され、

集まった人たちは、メモを執るなどしながら、熱心に聞き入っていました。