小諸市動物園では14日(土)、
動物園の人気者、メスライオン、ナナの誕生会が
開かれました。

小諸市動物園には、2004年に東京の多摩動物園からやって来た、
オスとメス2頭のライオンがいます。

このうち、メスのライオン、ナナが12日に12歳の誕生日を迎え、
より多くの人に祝ってもらおうと観光客の多い土曜日に
誕生会が開かれました。

小諸市動物園で動物の誕生会を開くのは、
今回が初めてとなります。

この日は、誕生会ということで、
ライオンの飼育員、小関幸治(おぜき・こうじ)さんが
馬肉を使ったケーキを手作りしました。

おからを使ってケーキに見立てた白い土台を作り、
その上に馬肉をトッピングしていきます。

最後に、ハムで作った花を真ん中に飾って完成です。

ケーキの準備が整うと、いよいよ誕生会です。

今日の主役、メスライオンのナナは、登場すると、
まっすぐケーキに向かっていきます。

ナナは、手作りケーキが気に入った様子で、
夢中になって食べていました。

ライオンの寿命はおよそ20年と言われており、
12歳を迎えたナナは
人間でいうと中年にあたるといいます。

誕生会に集まった人たちは、
ハッピーバースデーの歌を歌い、ナナの誕生日を祝っていました。

また、誕生会では、
小関さんが2頭のライオンの普段の様子などを説明したり、
オスのライオン、カイの抜けたたてがみを集めたものを
見せる場面もみられました。

訪れた人たちは、ナナの誕生日を祝うことで、
動物たちにより一層親しみを覚えているようでした。

小諸市動物園では、今後も、
もう一頭のライオン、カイや他の動物たちの誕生会など、
来園者が参加できるイベントを
考えていきたいということです。

ライオンのナナちゃん、特製ケーキに大喜びの様子でしたね。

今回の誕生会のように
訪れた人が一緒に参加できるイベントがあると、
動物や園について、
今まで知らなかった一面を知るきっかけになりそうですね。