17日(火)、小諸駅では、
しなの鉄道株式会社による
地震を想定した防災訓練が行われました。

この日は、しなの鉄道株式会社の職員40人の他に
小諸駅の周辺住民ら9人も参加し、
震度6の大規模地震が発生したことを想定して、
実際の列車を使った訓練を行いました。

しなの鉄道では、地震や列車の脱線などの異常事象に適切に対応するため、
毎年独自の防災訓練を行ってきましたが、
職員だけでなく近隣住民も参加しての訓練は、
今回が初めてとなります。

今回の訓練では、より実際の状況に近づけるため、
乗務員は訓練用の列車から
上田にある本社に連絡をとりながら、
乗客の避難誘導を行いました。

実際の列車を使った本格的な訓練に、
乗客たちにも緊張感が走ります。

訓練にあたる職員たちは、
乗客の安否確認や車両の点検など、
非常時の対応について一連の流れを
一つ一つ丁寧に確認していました。

列車から乗客を避難させる準備が整うと、
職員たちは車両の前方に避難口を設け、
乗客たちを列車からおろしていきました。

職員たちは、
協力しあいながら、スムーズに全乗客を救援バスに誘導し、
最後まで真剣な表情で訓練に取り組んでいる様子でした。

この日は、車両を使用した訓練の他に、
小諸消防署の指導の下、AEDの取り扱いなど、負傷者への応急処置訓練も行われ、真剣な表情で参加する職員の姿が見られました。

また、西上田駅では技術職員を対象に、器具を使って脱線した列車を持ち上げ、
復旧する訓練も行われたということです。

こういった実践的な訓練が行われている様子をみると
私たちも安心して列車を利用することができますよね。