15日(日)谷地原区では、
区内で栽培し収穫したそばを味わう
「新そば祭り」が開かれました。

谷地原区では、
区内の耕作放棄地およそ300坪を借り受け、
区の役員らが中心になって、そばの栽培を行っています。

「谷地原そば」と銘打ち続けてきた取り組みも
今年で4年目となり、
この日は、区の役員を始め、
今年新たに発足した区の女性有志で作る
「そば打ち同好会」のメンバーらが参加し、
区民らに振舞うための「そば打ち」を行いました。

この日は二八蕎麦を作ります。
用意されたそばはおよそ12キロ、80人分で、
区内に住むそば打ちの名人
山口一憲(かずのり)さんのアドバイスを下に、
皆、そば粉を丸めて生地を作ったり、
伸した生地を均等に切ったりする作業を
手際よく進めていきました。

途中には、区内に住む親子も飛び入りで作業に参加し、
そば打ち体験を楽しんでいる様子でした。

昼時となり、区民らが集まってくると、
打ち立てのそばが茹でられ、
訪れた人たちに振舞われました。

新そば祭りでは、区民なら誰でも100円で打ちたての蕎麦を
味わうことができます。
訪れた区民らは、香り豊かでこしのある新蕎麦の味を、
堪能している様子でした。

耕作放棄地の解消を目的に始めたこの取り組みも
今年で4年目ということで、
区内にそば打ちの同好会も出来るなど、
活動として定着しているようです。
なお、今年はおよそ106キロのそばが収穫できたということで、すでに、中学生対象のそば打ち体験教室でも使用した他、
ふれあい食事会や高齢者クラブの新年会などでも、
振舞う予定になっているそうです。
自分たちで栽培し収穫し、そして味わうという取り組みは、
区民同士の交流や絆を深める良い機会にも
なっているのではないでしょうか。