この時期の風物詩と言えば、「餅つき」ですよね。
伝統を子どもたちに伝えようと、
各地で餅つきが行われていますが、
菱野の土屋利則さんのお宅では昨日15日、
親戚中が集まり、昔ながらの臼と杵を用いて、
餅つきが行われました。

毎年お正月を迎える前に、親戚中が集まって、
餅つきを行うという土屋利則さんのお宅。
40年以上前に利則さんの祖父が始めたのがきっかけで
行われるようになったもので、
以来、土屋さんのお宅では、
この時期の恒例行事となっています。
今年は、利則さん夫婦の兄弟とその子どもや孫など、
6家族、およそ30人が集まりました。

用意されたのは、臼にして33臼分、
180キログラムのもち米です。
かまどを用いて蒸かしたもち米を、
男性たちが次々とついていきました。

また、大人たちに混じって子どもたちも餅つきに挑戦。
皆、つきたての餅を味わうのを、
待ち遠しそうな表情を浮かべていました。

男性たちがついた餅は、
女性たちが、各家庭で食べる分を
平らに伸していきます。
次々とできあがっていく餅を
女性たちは慣れた手つきで形づくり、
保存用に仕上げていました。

たくさんの家族が集まり、大変楽しそうでしたね。
この日昼には、つきたての餅を、
6家族そろって味わったということです。
ぜひ日本の伝統である餅つきを、
次の世代の子どもたちにも繋いでいっていただきたいですね。