小諸市教育委員会では子どもたちの音楽環境をより豊かなものにしようと
市民から寄附を募っています。
2日(月)には、市民から寄せられた楽器の引き渡しが
小諸市役所の西庁舎で行われました。
この日は、市内の小学校、中学校のうち5つの学校の教頭や音楽教諭などが
教育委員会を訪れ、市民から寄せられたトランペットやフルートなど、
24の楽器の配分について話し合いました。
集まった教諭らは市民から寄せられた楽器を一つ一つ真剣なまなざしで見て回り、
音の出具合などを確かめながら希望する楽器を決めているようでした。
楽器の配分は、各学校の希望により決められました。
他の学校と希望が重なった場合は抽選が行われます。
第一希望の抽選が終わると第二希望、第三希望と同じ工程を繰り返し、
各学校に楽器が配分されていきました。
抽選になると、楽器を使う児童や生徒の顔が浮かぶのか
やや緊張した面持ちで抽選棒を引く教諭たちの姿が見られました。
受け取る楽器が決まると、
教諭らは嬉しそうにそれぞれの学校に持ち帰っていました。
なお、教育委員会には楽器の他に、現在230万円の寄附が寄せられており、
この配分については来年1月末から2月初旬をめどに
再度話し合いの場が設けられることになっています。