26日(火)、小諸市議会12月定例会が開会し、

条例案や今年度の一般会計補正予算案など、19案件が提出されました。

 

今日の本会議の冒頭、議会召集の挨拶に立った栁田市長は、

先月発覚した職員の準公金横領事件について、

「市民の皆様の信頼を著しく損ねてしまった。今後は再発防止と、

職員全員が市民の信頼回復に向けて努める。」と述べ、陳謝しました。

この事件を受け、12月定例会には、来年1月から1ヶ月間、

市長給与を現在の給与月額から20%、副市長給与を現在の給与月額から10%減給とする

条例案が提出されています。

 

市長挨拶に続いて、この日の会議では、

議会閉会中の10月22日に小林重太郎前議員が議員辞職したことと、

10月30日付けで後藤邦夫議員が体調不良により

議会運営委員を辞職したことが議長から報告されました。

これを受け、新たに柏木今朝男議員が議会運営委員の選任を受けています。

なお、後藤邦夫議員が委員長を務めていた議会運営委員長には、柏木博美議員が。

小林重太郎前議員が委員長を務めていた総務文教委員長には

新たに、中村嘉男議員が選任されました。

 

この他、今日の本会議には、「新庁舎等整備事業」として、11億円を追加する

今年度の一般会計補正予算案が提出されました。

これは、市庁舎などの建設が来年3月から始まることから、

整備を請け負う建設事業者との契約を2月下旬に行なうために計上されたものです。

12月に、業者に公告を行なうことから、初日の会議で即決の審議となり、

議会の承認を得て可決されました。

なお、市庁舎などの完成は平成27年度を予定しており、請負契約が複数年に渡ることから、

平成26年度と27年度分の事業費として、事業予算の見込み額60億円から

今年度分の11億円を差し引いた49億円も計上され承認されています。

 

その他、今年度の一般会計補正予算案として提出された主なものでは、

新庁舎の整備などに伴い、赤坂に駐車場用地を求める事業費に、5111万3千円を計上。

文化財保護活用事業として、2000万円が計上されました。

これは、歴史的文化財である小諸宿 旧「脇本陣」を購入し、

今後の利活用を図る中で、市の財産として保存していくものです。

この他にも、東、水明、美南ガ丘の児童館3館にAEDを設置し、

全小中学校と子どもセンターにAEDの外付け用収納ボックスを設置する事業に、

150万円が計上されました。

 

なお、新焼却施設建設事業が、既に業者の決定により今年度の予定事業費より、

2億230万円減額となったことなどから今年度の一般会計補正予算案は、

総額で、2億2000万円の減額の177億3千800万円となっています。

 

12月定例会の会期は、12月17日までの22日間で、

提案された議案は、委員会審議を経て、最終日に採決が諮られます。