先月19日から今月7日までの日程で懐古園を会場に行われた「東信菊花展」の賞状授与式が、

20日(水)、商工会議所会館で開かれました。

 

東信菊花展は、菊の花の美しさを多くの人に知ってもらおうと、小諸商工会議所と小諸市観光協会、

それに菊の愛好家でつくる「東信秋香会」が毎年この時期に開いているものです。

48回目を迎えた今年は、東信秋香会の会員が大切に育ててきた菊の花518点が寄せられました。

そのうち事前の審査で、金賞から銅賞までの各賞に316点が入賞。

また金賞の中から内閣総理大臣賞や農林水産大臣賞などの特別賞に25点が選ばれています。

 

この日の式には、特別賞の受賞者や関係者などおよそ40人が集まりました。

講評に立った佐久農業改良普及センターの上杉壽和(としかず)所長は、

「気候の変動が激しい年で苦労が多かったと思うが、上位入賞の作品は花のボリュームや

仕立てのバランスなど、申し分なかった。」などと述べていました。

続いて、特別賞を受賞した25人に、賞状とトロフィーが贈られました。

内閣総理大臣賞を受賞したのは、小諸市 市の野口嘉与(かよ)さんです。

大作り三組の作品が選ばれました。

この他にも、農林水産大臣賞や、長野県知事賞、小諸市長賞などの各賞を受賞した人たちに

賞状が贈られた他、80歳以上の長寿賞に、小諸市からは、友野三男さんと清水篤男さんが選ばれ

表彰されました。

 

最後に、内閣総理大臣賞を受賞した野口嘉与(かよ)さんが受賞者を代表して挨拶に立ち、

「花の開花が遅く苦労の多い菊作りだった。」と振り返った上で、

「今後この賞に恥じぬよう精進してまいります。」と述べていました。

今回、小諸市からは、野口さんを含めて、10人の会員が特別賞に選ばれています。