小諸市では、小諸厚生総合病院と市役所庁舎などを現在の市役所敷地一帯で整備する計画に伴い、

来年3月から、市庁舎や図書館、それにコミュニティスペースの建設に入っていくことになっています。

 

これに伴い、先月行われた図書館のワークショップに続いて、コミュニティスペースの実施設計に

市民の意見を反映させていくためのワークショップ形式の懇談会が6日(水)に市役所で開かれました。

昼と夜の2回に分けて行われたこの日の懇談会。

昼の部には市民15人が集まりました。

 

この懇談会は、来年から始まる建設に向け、コミュニティスペースをより市民に

使いやすい場所にしていくため、市民の意見を参考にしようと、開かれたものです。

この日はまず、設計担当者が、コミュニティスペースの検討図などを示しながら、

実施設計の概要を説明しました。

図書館の2階部分に配置されるコミュニティスペースには、会議室などの供用スペースの他、

多目的ホールが設けられる予定です。

市民の意見などを参考に、防音のスタジオの他、音の出る活動に対応した会議室も

作られることになりました。

多目的ホールは、様々な用途に使えるよう舞台は固定式ですが、椅子は可動式となっており、

最大で234人収容することが可能です。

椅子を移動することで、絵画や書道などの展示にも対応できるよう配慮されました。

およそ750人収容の文化センターホールとはすみ分けを図っています。

この日は、説明に続いて2つのグループに分かれてワークショップが行われ、

参加者同士意見を述べ合いました。

集まった人の多くは、書道や絵画、それにダンスや合唱などの団体に所属し、

コミュニティスペースの利用を具体的に考えている人たちです。

皆、利用しやすい方法や要望などを積極的に挙げていました。

小諸市では、この日出た意見を参考にしながら、利用者が使いやすい形態を検討していくとしており、

12月15日には新庁舎や図書館、コミュニティスペースの実施設計について、市民報告会を開く予定です。