市内東雲出身の小柳和也さんが、8月に行われた17歳以下の選手による

レスリングの世界選手権「世界カデット選手権大会」に出場し、日本人選手として初の優勝に輝きました。

これを受けて5日(火)には、小柳選手が栁田市長を表敬訪問しました。

この日は、県のレスリング協会の小林哲夫会長らと共に小柳和也選手が市役所を訪れ、

栁田市長に、世界選手権優勝の報告を行いました。

小柳選手は、市内東雲出身の17歳。

先にレスリングを始めていた兄や姉の影響もあり、物心のついた頃から

マットの上で遊んでいたといいます。

幼少時代から小諸キッズレスリングクラブで練習を積み、小学校5年生の時には全国大会で優勝。

その後メキメキと頭角を現し、芦原中学校を卒業後は、レスリングの名門韮崎工業高校に進学。

去年の国体では見事優勝を収めました。

この8月に小柳選手が出場した「世界カデット選手権大会」は、全世界の16歳と17歳を対象に

行われているものです。

小柳選手は日本代表としてグレコローマンスタイル54キロ級に出場。

各国の代表選手を相手に、粘り強い試合を展開し、出場28人の頂点に輝きました。

世界カデット選手権への出場は去年に引き続き2回目で、初出場の前回は、1回戦で敗退しています。

去年の悔しい経験で、世界のトップ選手たちの戦い方が分かったという小柳選手。

今年は持ち味のスピードと粘り強さを活かし、海外選手から次々とフォールを奪いました。

優勝の報告を受けた栁田市長は、「世界のトップに上り詰めた気持ちはいかがですか?」などと

小柳選手に問いかけ、「是非7年後の東京オリンピック出場を目指して頑張っていただきたい」と

エールを送っていました。

 

現在17歳の小柳選手。

目標は東京オリンピックへの出場だということで、将来が有望視されています。

東京オリンピックが開催される7年後には24歳となり、選手としても活躍が期待できる年齢となります。

小諸出身の金メダリストが生まれる日もそう遠くないかもしれません。