小諸市六供出身で、マイム俳優や振付家、そして演出家としてフランス、パリを拠点に活躍している、
奥野衆英(おくの・しゅう)さんが所属するギター・パーカッション・マイムのスリーピースバンド
「エ・ヴィ・ダンス」のジャパンツアーが、1日から京都を皮切りにスタートしています。
このジャパンツアーを前に、奥野さんの実家のある小諸市内で合宿を行った
「エ・ヴィ・ダンス」の皆さんにお会いし、その魅力に迫ってきました。
奥野衆英(おくの・しゅう)さん。
小諸市六供出身で現在38歳です。
東京都立大学理学部卒業後、2000年にフランスに渡り、パントマイムを学びました。
マイムというジャンルにとらわれない、自由な身体的表現は、ヨーロッパで高い評価を得ており、
2007年のヨーロッパ国際演劇祭では、日本人として初めて、最優秀作品賞と最優秀男優賞を受賞。
現在はパリを拠点に世界各国の公演に参加するなど、多岐に渡る活動を展開しています。
奥野さんが所属する「エ・ヴィ・ダンス」は、去年2012年10月にフランス・パリで結成したグループです。
2005年から8年間フランス・パリを拠点に活動し、世界ツアーや数々のレコーディングにも参加するなど、
日本を代表するギタリストの1人で作曲、編曲家として活躍する前田智洋さんと
「劇団四季ライオン・キング」に14年間参加し、国内外の有名アーティストと数多く共演。
現在はフランスを活動の拠点としているパーカッショニストの駒沢れおさん。
2人の音楽とリズムに、奥野さんのマイムが呼応し合い、世界に2つとない
新しいスタイルのパフォーマンスが生まれました。
今年3月に続いて、2度目となる今回のジャパンツアー。
3人は今回の公演に向け、先月25日から30日まで、奥野さんの実家に滞在しながら、
健速会館を会場に朝から夜10時過ぎまで練習に励んできました。
作品1つひとつがショートストーリーとなっており、見る人それぞれを物語の世界に引き込む力を持っている
「エ・ヴィ・ダンス」のパフォーマンス。
全国15ヶ所での公演のうち、11月19日(火)には、上田市の信州国際音楽村ホールこだまでの公演も
予定されています。