菱野区では、6(日)に、消火器や消火栓などを使った初期消火訓練が行われました。

 

この日の訓練には、区や公民館の役員、それに防犯委員やPTA、消防団など、

区の自衛消防隊に所属している人たち、およそ40人が参加しました。

菱野区では、まさかの災害に備え、区民の意識を高めようと、毎年この時期に防災訓練を行っています。

この日はまず、地元消防団、第3分団菱野部部長の花岡薫さんを講師に、消火器の使い方を学びました。

続いて、消火栓を使った放水訓練が行われました。

参加者らは、格納箱に入っている器具を確認し、接続の方法やホースの投げ方を教わると、

実際に消火栓の位置に移動し、水の送り方や放水の仕方などを実践を交えて学んでいました。

この日は最後に、消火栓からの放水だけでは火を消し止めることができない場合を考慮し、

小型動力ポンプを使った放水訓練も行われました。

菱野区には、区内5箇所に小型動力ポンプが収納してあります。

この日使用したのは、昔ながらの動力ポンプです。

かつて消防団員だった人など4人が、順番に放水に挑戦。

消防活動をしていた当時を思い出しながら、慎重に作業を進めていました。

菱野区では、今後も継続してこの防災訓練を実施し、まさかの災害に備えていきたいとしています。