今年で19回目となる「信州小諸ふーどまつり」が、6日(日)に行われました。

 

今年は、小諸城北国街道400年祭イベントとの同時開催となり、会場となった相生町や大手、

本町など市街地は、大勢の人で賑わいました。

ふーどまつりは、食べる「フード」やその土地の風土などをテーマに、

小諸市や小諸商工会議所などで作る「信州小諸ふーどまつり連絡会」が中心となって、

毎年10月の第1週の日曜日に行っているものです。

今年も、骨董・蚤の市や、採れたての野菜や果物などを軽トラックに乗せて販売する

「こもろ軽トラック市」などが同時開催として行われ、歩行者天国となった相生町通りは、

10時の開始当初から大勢の人が訪れていました。

 

今年のふーどまつり、

一番の目玉となったのは、小諸市観光協会の主催で行われた

「小諸城北国街道400年祭」イベントです。

今年が小諸城築城、北国街道開通400年の記念の年になることから企画されました。

イベント会場となった大手門公園では、特別出演として招かれた「信州真田鉄砲隊」が登場。

赤い鎧を身に着け六文銭の旗を背にした鉄砲隊の隊員たちは、一列に並ぶと、

一斉に鉄砲を発射しました。

「信州真田鉄砲隊」は、戦国武将真田一族の発祥の郷、真田町の有志で結成されたものです。

「地域おこし」と日本の鉄砲技術の歴史を伝えていこうと、各地のイベントに出演しています。

小諸城を築いた仙石秀久の子、仙石忠政が上田城の復興に携わったことなどから、

真田氏とも深い縁があり、今回の特別出演となりました。

集まったたくさんの人たちは、

想像を超える大きな発砲音に、

感嘆の声を上げながら見入っていました。

 

(原稿17秒)

400年祭では、小諸市観光協会が、

イベントにあわせ、小諸城を築いた仙石秀久にちなみ、

「小諸城仙石甲冑隊」を結成。

ボール紙を用いて制作した、手作りの甲冑もお目見えし、会場を盛り上げました。

この日は栁田市長を始め、観光協会の役員などおよそ20人が、手作りの甲冑をはじめ、

戦国武将をイメージして用意された甲冑に身を包み、まつり会場となっている市街地をパレード。

訪れた人たちは、手を振ったり拍手を送るなどして、行列の行進を楽しんでいました。

メイン会場では、空クジなしで商品がもらえることで毎年人気を集めている

「はっとくシール」の抽選会も行われ、訪れた人ちの長蛇の列ができるなど、賑わいを見せていました。

その他、ふーどまつりには、小諸商工会議所観光委員会が、江戸時代の高僧「呑龍上人」が繋ぐ縁で、

交流を行っている、群馬県太田市の「ちーむ呑龍さま」による焼きそばも登場しました。

これは、B級グルメとして知られる「太田焼きそば」に、信州味噌を加え、

味噌味の焼きそばとして、太田市の全面協力の下作られたものです。

このふーどまつりが初お披露目となりました。

もちもちした太麺に味噌が絶妙に絡む一品で、今後は双方のイベントでの出店などを通して、

「地域おこし」の1つとしても活用していくということです。

この日はその他、小諸商工会議所青年部によるフードコートがほんまち町屋館に設けられ、

こちらも昼時には多くの人で賑わいました。