21日(土)から30日(月)までは、秋の全国交通安全運動期間です。

 

初日となった21日には、平原の国道18号線沿いにある交通安全地蔵尊前で

交通安全祈願祭が行われました。

 

この日は、小諸交通安全協会の会員や小諸警察署の署員などおよそ50人が集まりました。

平原の交通安全地蔵尊は、交通事故で亡くなった人の供養と、交通安全の祈願を目的として

22年前に立てられたものです。

このように交通安全地蔵尊を立てて、毎年祈願祭を行う地域は県内では他になく、

全国的にも珍しい取り組みとなっています。

 

交通安全祈願祭ではまず、平原にある正眼院(しょうごいん)の住職らがお経を読み上げ、

昨年度交通事故で亡くなった3人を弔いました。

続いて、集まった人たちが1人ずつ焼香をあげ、死者の冥福と、市民の交通安全を祈願しました。

その後、挨拶に立った栁田市長は、

「皆様の尽力のおかげで、今年度交通事故による死亡事故は発生していません。

交通事故をなくすため、引き続き協力をお願いします」と交通安全協会の会員らに呼びかけました。

また、小諸交通安全協会の甘利紘一(あまり・こういち)会長は、

「一件でも交通事故が少なくなるよう、交通安全に務めていきたいと思います」と、意気込みを話しました。

 

この日は、交通安全祈願祭に続いて国道18号線沿いに交通指導所が開設され、

皆で、道行くドライバーに反射材や交通安全を呼びかけるチラシを配ったり、歩道に並び、

「シートベルト着用」などと書かれた桃太郎旗を持つなどして、交通安全を呼びかけていました。

秋の全国交通安全運動は、今月30日まで行われ、期間中、

子どもや高齢者の交通事故防止を運動の基本に、飲酒運転の根絶や、

シートベルトの着用徹底などにも重点を置いて活動をしていくとしています。