小諸市のごみ処理の羅針盤となる「ごみ処理基本計画」の策定にあたる、市民による検討会議が、

10日(火)にコミュニティセンターで開かれました。

 

1回目の会議となったこの日はまず、区長会や衛生自治会、女性団体連絡協議会など、

市内の推薦団体の代表者と公募の市民あわせて7人に、栁田市長から、委嘱書が渡されました。

「ごみ処理基本計画」は、市内で排出されるごみを適正に処理するため、ごみの発生を抑えることから、

ごみの最終的な処分に至るまで、ごみ処理に関わる施策を総合的にまとめ、

ごみ処理の「羅針盤」として活用していくもので、廃棄物処理法で策定が義務付けられています。

小諸市では平成13年度にこの計画を策定していますが、リサイクル技術が大きく進歩する一方で、

人口減少や財源の確保など様々な課題が出てきていることから、今後10年間の新たな施策を

まとめることになりました。

初会合となったこの日は、正副会長の選出が行われ、委員からの推薦で、

小諸市セーフコミュニティ推進協議会の伊藤正直さんが会長に。

小諸市女性団体連絡協議会の倉内さよさんが副会長に選ばれました。

小諸市の新たな「ごみ処理基本計画」は、平成26年度から平成35年度までの

10年間を計画期間としており、この市民会議では、目標として「堅実な処理の継続」を掲げ、

ごみの発生状況や課題などを踏まえた上で、どのような事業に取り組むべきかを検討し、

事業の推進計画などの施策をまとめていくことになっています。

この日は、過去から現在までのごみ処理の変遷や、これからのごみ処理の取り組みなどについて、

プロジェクターを使っての説明が行われました。

この会議は、今後来年の3月まで半年間に渡り、定期的に開かれ、

最終報告を市長に行うことになっています。