9日(月)テーマ別サロン「しゃべり場」が小諸市ボランティアセンターで行われ、
集まった市民たちが、 「小諸市自治基本条例」をテーマに話し合いました。
小諸市ボランティアセンターでは、同じ興味を持った人同士が気軽に繋がれる場を作ろうと、
月に1回、決められたテーマについて参加者同士で語り合う「しゃべり場」を開いています。
今回は、「小諸市自治基本条例」について市民に知ってもらい、意見を聞こうと、
条例をテーマに開かれ、15人が参加しました。
「しゃべり場」ではまず、市役所企画課まちづくり推進係の中島博幸(なかじま・ひろゆき)係長と
渡邉昌樹(わたなべ・まさき)さんが、小諸市における街づくりの基本となるルールを定めた
「小諸市自治基本条例」に関する説明を行いました。
小諸市自治基本条例は、より良いまちづくりのため、市民参加や協働などについて
基本的な市共通のルールを定め、市民皆で共有することを目的に作られたものです。
条例では、自治の基本原則や市民の権利と責務、それに市議会と市の執行機関の責務のほか、
まちづくりの推進に必要とされる仕組みが定められています。
現在小諸では、平成22年の施行後、ちょうど4年目に入り、見直しの時期となっていることから、
市民による評価・検討を行う討議会が設けられています。
この日は、条例の説明に続いて参加者が条例についての思いなどを自由に述べる時間が
設けられました。
その中で、参加した人からは、条例の特徴として挙げられる
「小諸市に住む人は、区へ加入しなければならない」ということに対し、
「現実問題として区に加入をしない市民がいる。区に任せきりにするのではなく、
市でも転入の際などに加入の重要性についてしっかりと説明をして欲しい」などと
要望の声があがっていました。
中島さんや渡邉さんは、メモを取るなどしながら、参加者の率直な意見を受け止めていました。
参加した人たちにとって、自治基本条例について学び、考えを深められる貴重な時間となったようです。