長野県警と県の防犯協会連合会が、小中学生を対象に毎年行っている
防犯ポスターコンクールの小諸地区の予備審査会が、3日(火)に小諸警察署で開かれました。

長野県下では、
県内の小中学生の防犯意識を高めることを目的に、毎年防犯ポスターの募集を行っています。
そのうち今年、小諸地区では、市内の小学4年生から中学3年生までの児童・生徒から去年より130点ほど多い、277点の応募があり、この日はその中から優秀な作品を選ぶ予備審査会が行われました。

審査員を務めたのは、小諸高校で美術を指導している
越孝夫(こし・たかお)教諭を始め、小諸警察署の堀籠正雄署長や各課の課長ら10人です。

応募された作品は、万引きの防止や家の防犯を呼びかけるものをはじめ、特殊詐欺被害や、スマートフォンによる被害を警告するものなど多岐に渡り、
審査員らは、創意工夫溢れる子どもたちの力作を、じっくりと見て回りました。

審査では、まず、審査員らが優れていると思う作品を数点選んで付箋を貼り、その中から付箋の数が多かった作品を15点残します。
最終的に再度、より優れていると思う作品に、それぞれが付箋を貼って、3作品を選びました。

県の本審査に送られるのは、「特殊詐欺被害」防止を呼びかけた坂の上小学校5年1組の畔上晃樹(あぜがみ・こうき)くんの作品と、
「万引き」の防止を呼びかけた水明小学校6年1組の中山あいさんの作品、
それに、「薬物中毒」の危険性を訴えた小諸東中学校3年6組の小山朋美(こやま・ともみ)さんの作品です。

審査を通過した作品は、来月中旬に警察本部で行われる本審査に進むことになっています。

今回、本審査に進まなかったポスターについても、小諸警察署から賞が贈られ、年末の特別警戒期間に、市役所玄関に掲示される予定になっています。