坂の上小学校では、小諸市と姉妹都市提携を結んでいる
富山県滑川市の田中小学校との交流事業を毎年この時期に行っています。
今年は、23日(金)と24日(土)の2日間の日程で、交流会が開かれ、
初日の23日には、滑川市から小諸を訪れた田中小学校の児童らの歓迎会が、
坂の上小学校で行われました。
この日行われた歓迎会では坂の上小学校の全校児童394人が、
滑川市立田中小学校の校歌を歌い、田中小学校の児童らを歓迎しました。
坂の上小学校と田中小学校の交流は、38年前に行われた野球の試合が
きっかけとなって生まれたもので、以降毎年、交流事業として途切れることなく続けられています。
山のある街小諸と、海のある街滑川。
この交流会では、異なる地域に住む子どもたちが、親睦を深めあう中で、
互いの良いところを学びあえればと、1泊2日の日程で、坂の上小学校の児童宅へのホームステイなども
取り入れられています。
坂の上小学校の児童を代表して挨拶に立った、児童会長の吉澤祐人(よしざわ・ゆうと)くんは、
「小諸は空気がとてもきれいです。滑川に良い思い出を持って帰ってください」と
田中小学校の児童らに呼びかけました。
また、坂の上小学校の6年生による歓迎の合奏が行われ、田中小学校の児童らは、
躍動感ある音楽に聞き入っていました。
一方、田中小学校の児童会長、水野祐希(みずの・ゆうき)くんは、
「このようなすばらしい交流会をしてくださってありがとうございます。
坂の上小学校や小諸の良さを学び、2日間で交流を深めたいと思います」と元気に挨拶をしました。
その後、田中小学校の児童が、滑川市の夏祭りやホタルイカ祭りなどで踊られている、伝統的な踊り、
新川古代神(にいかわこだいじん)を披露しました。
坂の上小学校の児童らは、繊細でしなやかな踊りに見入っている様子でした。
今回の交流会では、ハローアニマルの見学や、そば打ちの体験などさまざまな活動が予定されており、
子どもたちは、期待に胸を膨らませている様子でした。
子どもたちが楽しみにしていた、懐古園の散策などは生憎の雨で行われなかったということですが、
皆、楽しい時間を過ごしたようです。