浅間山麓の大自然を満喫しながら夜通し歩くイベント、

「アサマスタークロスウォーク」が、17日の夜から18日の未明にかけて行われました。

 

天候に恵まれた17日(土)、アサマスタークロスウォークのスタート地点となった大手門公園には、

大勢の人が詰めかけました。

今年のエントリー者数は1190人。

お盆休みの期間中ということもあり、県内はもとより県外からの参加者も多く集まりました。

会場では、ウォーキング用ポールの無料貸し出しも行われ、スタートを前に

歩き方の確認をする人の姿も見られました。

大浅間火煙太鼓保存会のメンバーによる力強い演奏で幕を開けた今年のアサマスタークロスウォーク。

開会式では、ゴール地点となる群馬県嬬恋村の熊川 栄(くまがわ・さかえ)村長が挨拶に立ち、

「ゴールした人には、嬬恋村のキャベツをプレゼントしています。

是非完歩目指して頑張ってください」と参加者にエールを送っていました。

続いて挨拶に立った小諸市の栁田市長は、

「昼間では体験できないような浅間山の魅力を感じられると思う。皆さんの夏の楽しい思い出になれば」

などと話していました。

また、この日の参加者のうち、鹿児島県 奄美大島から訪れた鳥飼久裕(とりかい・ひさひろ)さんが、

最も遠方から訪れた参加者として挨拶に立ちました。

式が終わるといよいよ出発です。

過去最高の参加人数となった今年のアサマスタークロスウォーク。

参加者たちは軽やかな足取りで一斉に歩き始めました。

このイベントは、自然とのふれあいや地域の活性化を目的にNPO法人浅間山麓国際自然学校が

8年前から行っているものです。

イベントでは、小諸を出発地点に、標高2000mの高峰高原にあるアサマ2000パークまでを歩く

17キロのコースと、そのコースを越えて、更に群馬県嬬恋村までを歩く31キロコースの

2つのコースが設けられています。

今年は、17キロコースに368人、31キロコースに822人がエントリー。

皆、信州の清々しい風を肌で感じながら元気よく歩き進めていました。

道中は急な坂道が多い上 街灯もほとんどありません。

参加した人たちはヘッドライトの灯りをたよりに、暗闇の中を一歩一歩歩き進めていました。

この日は天候も良く、絶好のウォーキング日和。

自身の記録に挑戦しようともくもくと歩き進める人や、仲間同士ペースを合わせて歩く人など、

皆、それぞれにウォーキングを楽しんでいるようでした。

コースの途中には給水ポイントも設けられ、参加者は水分補給をしたり、

用意してきた食べ物を食べたりと、まだまだ続く道のりに向けて体力を養っていました。

参加者はこのあと アサマ2000パークと群馬県嬬恋村のそれぞれのゴールを目指して歩き、

最終的に完歩した人は、17キロのコースが332人、31キロのコースが712人だったということです。

過去最高の人数が参加した今回のアサマスタークロスウォーク。

今年の参加者最高齢は、79歳だったということです。