17日(土)小諸商工会議所が創立100周年を記念し、

小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーを務めた

JAXA 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所教授の川口淳一郎さんを招いて、講演会を開きました。

文化センターホールで開かれたこの日の講演会には、小中学生やその保護者など、

およそ600人が訪れました。

 

講師を務めた川口淳一郎さんが、プロジェクトマネージャーを務めていた、小惑星探査機「はやぶさ」は、

数々の困難を乗り越えながら、2010年、世界で初めて、月以外の天体、小惑星「イトカワ」から

表面物質のサンプルを地球に持ち帰ることに成功しています。

7年ぶりに地球に帰還した「はやぶさ」とそれに関わった人々の取り組みは、映画にもなり、

多くの人に感動を与えました。

川口さんは、困難にぶち当たった時、「やれる理由を探す」ことが重要だと話し、

「はやぶさ」のプロジェクトが、困難な中でミッションを成し遂げられたのは、

「自信を持ってやれる理由を見つけて挑戦し続けたことだ」と、述べていました。

また、川口さんは、訪れた子どもたちに向けて、「常に新しいものを探して未来を見続けて欲しい」と話し、

「ぜひ挑戦を忘れずに取り組んで欲しい」と力強いメッセージを送っていました。

 

集まった人たちは、はやぶさにまつわるエピソードを聞きながら、憧れの宇宙に思いを馳せたり、

川口さんら、大きなミッションを成功させるために前向きに取り組んだ人たちの思いなどに触れ、

感銘を受けている様子でした。